初代 伊東陶山 粟田焼 5客
土の塊をくり抜き、二つを組み込みになるよう切り離し、それぞれの内部の土を抉り出して形成された、辻清明の真骨頂である新しい成形方法を駆使した作品です。個展用に造られたであろう作品です。蓋と身裏の番号札はその時のものだと思います。\r箱書は蓋表に『信楽香合』、蓋裏に『清明』として印が捺してあります。\r作品裏に『ツ』の窯印がございます。\r私も拝見しておりましたが、辻先生はNHKの『やきものを楽しむ』(1993)という講座で講師を務めておられ、陶芸ファンにはテレビでもお馴染みの作家さんでした。\r身に亀裂のようなものが確認できますが、すべて焼成中自然に出来た窯疵ですのでご安心ください。\rキズ、なおしございません。\r\r共箱。\r\r径5.7㎝～6.0㎝（身）\r径5.0㎝～5.7㎝（蓋）\r\r【参考文献】\r美術家名鑑　美術倶楽部\r黒田陶苑HP\r\r▢辻清明（つじせいめい）\r昭和2年(1927)～平成20年(2008)\r\r1927年　東京世田谷に生まれる。少年の頃より陶芸に興味を持ち、11歳のとき轆轤を学ぶ\r1941年　姉・輝子と共に「辻陶器研究所」を設立、倒焔式石炭窯を築く\r1951年　「新工人協会」を結成\r1955年　多摩市連光寺の高台に辻陶器工房と登窯を築窯\r1963年　五島美術館にて展覧会を開催\r1964年　日本陶磁協会賞受章\r1983年　日本陶磁協会金賞を受賞\r1982年　『辻清明器蒐集』を出版\r1986年　『辻清明作品集』を講談社より出版\r1996年　『遊びをせんとや生れけむ』を平凡社より出版\r2006年　華道家の假屋崎省吾とコラボレートした展示会「花炎」を開催する\r2007年　「辻清明傘寿展」を開催\r2008年　ご逝去\r\r2017年　歿後10年を記念して、東京国立近代美術館にて『陶匠辻清明の世界ー明る寂びの美』が開催された。\r\r#自分だけの茶道具を持ってみませんか\r#茶道具\r#香合\r#信楽\r#陶芸\r#前衛\r#大樋\r#辻清明\r#床飾り\r#炭点前\r#炭斗\r#茶道\r#濃茶\r#薄茶\r#古美術\r#茶室\r#茶会\r#茶道\r#茶の湯\r#美\r#アート

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